2017/08/18 芸術学部美術学科 お知らせ

広報さっぽろ8月号[東区版]に美術学科 小町谷講師が紹介されました

バルーンの打ち上げについて詳しくはこちら平成29年8月6日~10月1日まで開催される札幌国際芸術祭の一環で、モエレ沼公園において「宇宙から見える彫刻、宇宙から聞こえる即興演奏」というプロジェクトに関わる芸術学部美術学科 小町谷圭 講師が紹介されました。

宇宙から見える彫刻

広報さっぽろ8月号[東区版]

本プロジェクトは、芸術衛星を打ち上げたARTSATとクリエーティヴコーディングという表現の実践を行っているSIAFラボが協同し、
成層圏気球という直径がおよそ2メートルのバルーンを打ち上げ、モエレ沼公園と宇宙をつなげる試みです。
7月に行った2回の打ち上げでは、バルーンの最高高度は32000mに達し、機体の回収にも成功しました。展示期間中は回収した映像などを利用した展示を行っています。
8月末には、成層圏気球の打ち上げのパブリックビューイングを予定しており、 高度を上げていくバルーンからのライブ映像と宇宙から配信される音楽を体験するパフォーマンスを行います。モエレ沼公園での打ち上げは、8月21日~25日の早朝を予定していますが、気象条件に左右されるため、詳細はこちらで告知します。★小町谷先生に見どころを伺いました。

このプロジェクトを開催するにあたり、地上とは異なる環境のため、解決すべき課題も多くあり、企画から実施までおよそ1年をかけて準備をしてきました。
軍事やビジネスを目的にした大規模な宇宙開発とは異なり、美術や音楽といった文化的な目的で利用できる安価な宇宙機を自分たちで作っています。
朝日の昇る時間帯に成層圏気球を打ち上げる予定なので、天候次第では非常に美しい映像が見られると思いますし、このプロジェクトによって、芸術の新たな活動の場の可能性や、これまで遠いと思っていた宇宙を身近に感じていただけたら嬉しいです。

●札幌国際芸術祭とは
札幌市では文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として3年に1度、札幌国際芸術祭(Sapporo International Art Festival 略称:SIAF【サイアフ】)を開催しています。

札幌国際芸術祭(詳しくはこちら)