則竹教授、札幌市民芸術祭大賞受賞
音楽学科の則竹 正人教授(声楽)が、平成28年度札幌市民芸術祭大賞を受賞しました。
2017年3月11日(土)に贈呈式が、札幌市教育文化会館で開催されました。
この賞は、音楽、舞台芸術、美術・書道、文芸などの各芸術分野で、特に優れた公演や作品の発表を行った個人・団体に対して授与されます。
則竹教授のこのたびの受賞に、心より祝意を表します。
【平成28年度札幌市民芸術祭大賞】
公演名/第1381回札幌市民劇場 則竹 正人バリトンリサイタル
(平成28年8月30日 19:00開演 札幌コンサートホールkitara)
受賞理由/第1部では内容豊かな詩の風景を美しい発音で見事に歌い上げ、第2部では恋する青年の喜びと悲しみの詩句を自分のこととして、時には甘く時には激しく微妙な音色の変化を伴って表現した。さらにピアノ奏者が詩を深く理解しているために多彩かつ繊細な表現でこれを支え、共に語り合いつつドイツ歌曲の真髄ともいうべき歌の本領を披露した。単なるテクニックにとどまらず曲によっては抒情性にあふれ、また時には心の叫びにも似た表現の強さがよく聴衆に伝わった。このリサイタルのために密度の高い研究と修練が準備されたことを感じさせる優れた演奏であった。
【則竹正人教授プロフィール】
東京藝術大学大学院独唱課程修了。1982年4月、札幌大谷短期大学に赴任以来、札幌を中心に活躍。オペラでは、「天国と地獄」「フィガロの結婚」他に出演。札幌大谷高等学校非常勤講師。札幌室内歌劇場会員。札幌音楽家協議会会員。2001年度札幌市民文化奨励賞。