音楽への持続力と
ハングリー精神。
私が在籍していた当時、声楽コースにはおよそ30名の学生がいて、学生同士切磋琢磨していました。その中でもうまく歌えるようになりたい気持ちが強く、毎日練習を重ねていったことを覚えています。学生時代には、定期演奏会、卒業演奏会、クランツコンサート、新人演奏会や日演連に出演しました。日々の練習やコンサートの出演から、コミュニケーション能力、集中力、持続力を身につけることができました。一つの作品にとにかく向き合い、身体で音楽を表現できるように、何度も練習することは、声楽家として活動する今も変わりません。
学生たちの
力になる存在として。
専攻科修了後、札幌大谷短期大学 教務補佐員を経て出場したコンクールで優勝したことをきっかけにオペラの道に入りました。その後、文化庁オペラ研究所に入所、イタリア留学も経験しました。帰国してからは、地元の北海道や東京でオペラやコンサートに多数出演させていただいています。現在は声楽家としての活動を続けながら、母校である札幌大谷大学芸術学部音楽学科の教授も務めています。これまでの経験を活かし、オペラの授業に積極的に取り組んでいます。声楽教員としては、自分の経験をもとに伝えていく中で、ひとつ学生の背中を押してあげれた時に、とてもうれしく感じています。これから音楽の場で活躍を考える学生たちと、一緒に楽しく勉強していきたいです。
2023年度(2024年3月卒業生)
就職率
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