「出演者やお客様にとって」を意識する。
演奏会の制作部門を担当しています。オーケストラのスケジュール調整、指揮者やソリストの招聘作業、そしてプログラミングが主な仕事です。また、企画した公演の内容に添って、事務局スタッフ、ステージマネージャー、インスペクター、ライブラリアンなどと打合せ準備を進め、さらにオーケストラ団員が心おきなく、気持ちよく演奏してもらえる環境づくりをしながら、演奏会の開催準備をします。練習会場及び札幌市内公演での立ち会いのみならず、道内または道外各地での演奏旅行には、指揮者・ソリストのアテンドも含めて、公演に随行します。
リハーサルや公演のない日は、将来の演奏会に備えて営業や打合せに出回る日もありますが、スケジュール表の作成や、事務局内での営業戦略会議など、基本的にはデスクワークです。
卒業後は道内の銀行に勤めることになりました。その銀行でCSR及びメセナ部門に配属されたことで、銀行主催の札響コンサートを担当していました。札響の事務局の方たちや、オーケストラメンバーと知り合うことになり、音楽家を支える仕事に興味を持っていたところに、採用の公募があったので試験を受け転職。オーケストラが良い演奏をして、指揮者が満足げで、何よりお客様からの大きな拍手で、よろこんでいただけたと実感できるときに、この仕事に就いて良かったと感じます。現在のコロナ禍においては困難も多々ありますが、感染予防対策に努め、出演者の健康を守り、お客様が安心してご来場いただける環境を整えてコンサートを開催することが、今の私たち事務局の使命です。
2023年度(2024年3月卒業生)
就職率
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