5歳からの音楽経験から。
幼少期からピアノや合唱団で音楽の活動をしていました。中学2年生の時に家族の病気をきっかけに、患者様やその家族に寄り添った仕事をしたいと考え始めるようになりました。実際に音楽療法の仕事を知ったのは、高校2年生の時です。音楽療法士の資格を取得できるとともに、演奏技術の向上など音楽活動にも力を抜かずに取り組める環境である、札幌大谷大学に進学しました。コード弾き、移調、編曲や即興は音楽療法の高田先生をはじめ、ソルフェージュの先生にも時間をかけて指導していただきました。
人の記憶に残る音楽を。
ある患者様から「曲名も歌手も思い出せないが、ずっと聴きたい曲がある」とリクエストがあり、伺った情報を元に曲を特定して演奏することがありました。演奏後に「ありがとう、久しぶりに聴けてうれしかった。」と言葉をかけていただいた時に、誰かの力になっていると実感でき、これまで学んだ知識や技術を生かせたことに、音楽療法士としてのやりがいを感じました。同時に音楽が人に与える力も体感しました。「クライアントの立場になって考える」という姿勢を大切にし、これからもより良い音楽療法を行っていきたいです。
2022年度(2023年3月卒業生)
就職率
%