違う文化の新鮮さに触れて。
大学3年生の時に受講した京都フランス音楽アカデミーをきっかけに留学を決意 しました。フランス人の先生にレッスンを受けることで日本とは違うアプローチがとても新鮮だったのを覚えています。現在師事しているビリー・エイディ先生は音楽の流れや長いフレーズ、徹底したレガートでの歌い方、メトロノームに縛られずそこから生まれる自由な音楽を根気強く指導してくれます。学生時代のアンサンブル経験が、パリ国立高等音楽院の伴奏科に通うきっかけにつながっています。どんな場面でも活躍出来るピアニストを育成する科でもあるので 、数多くの無理難題をこなしています。ピアノ科と伴奏科の両立は大変ですが互いの違う視点から活かせることが多く、常に成長を実感できます。
学んだことを紡いでいく。
フランスでの勉強は人生の財産です。世界中のプロのミュージシャンが演奏会を開き、歴史的で素敵な街並みに囲まれながら勉強できる環境に有り難みを感じています。今この環境で勉強できるのは大学4年間の経験と研究生として1年間しっかり準備できたからこそです。この先フランス留学で得たものを演奏や指導で下の世代にしっかり伝えていけたらな、と思っています。
2023年度(2024年3月卒業生)
就職率
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